見た目は大人、中身は幼児

ほんとうにそれで良いのか、公式よ

ソル以外にも魅力的な登場人物がいる、本来ならカイを紹介したいところだが、それ以上に個人的に気に入っているキャラクターがいる。主人公というわけではないが、本編には重要なポジションに属している『シン・キスク』という青年についてだ。その名前からカイの身内と思うかもしれませんが、正真正銘カイの実の息子となっている。訳ありで現在はソルと生活をしているため、親子の情という意味ではカイよりもソルの方に強く傾倒していると個人的には解釈している。それだけ仲が良いという現れかもしれませんが、そもそもどうしてカイのような絵に描いた人格者が子供を他人に預けなくてはならなかったのか、その理由が実は深く関係している。Overtureではその背景もあって、一時期は敵にその身を狙われていたこともあるのだ。

そんなシンだが、ファンや公式の間で広まっている肩書が、

『公式認定アホの子』

らしい。

それで良いのか、本当に……。一見して二枚目な出で立ちをして多くの人がその魅力に惹かれているように見えるものの、実はその容姿こそに秘密の一端が隠されているのです。

カイとディズィーの子供

シンの見た目と、カイのことを考えてもどう考えても年齢があまり釣り合っていないように感じた人がほとんどでしょう。それもそのはず、なにせ見た目は20代前半を思わせるような筋肉隆々の体つきだが、実年齢はなんと10歳に満たない子供だからだ。どうしてこんなにも異常なまでに成長が早いのか、その理由は彼の母親が原因だからだ。

カイが実の父親、そしてシンの母親はなんとかつて悪魔の住む森にいたディズィーだからです。身柄の安全を最優先とするため、公式の記録では死んだことにされたディズィーは、陰ながらカイとの間に愛を育み、やがて妊娠をすることになる。カイは正真正銘の人間、しかしディズィーは人間とギアのハーフだったため、その血はシンも同様に色濃く受け継ぐ形となってしまった。生まれたばかりのシンは急激なまでに成長していき、年齢と体が吊り合わないこともあってこのまま育てるには危険だと感じたカイが、やむを得ず唯一頼れるソルへと託したのです。

ただこれらの経緯があってか、シンは父であるカイのことをよく思っておらず、自分は捨てられたものだと強く感じるようになるものの、後に和解している。とはいえ、まだまだ安全ではなかったためシンは引き続きソルと共に行動し、ソルを親父と呼び慕い続けている。一応ギアだが、ソルにすれば敵同然の存在であるものの、悪意ない存在のためディズィー同様に滅ぼす仕草は垣間見せていない。

まだまだ子供であるが故

ソルとの生活をしていくことになりますが、見た目とは違って子供であるものの、本来ならギアはそうした成長は肉体だけでなく、精神も伴うものだったがシンは発達が遅れてしまっていた。生粋の天真爛漫さもあってか、何処へいくなりも些か暴走気味だったので見かねたソルは彼に首輪をつけて自制させるなど、少々無謀とも言えるやり方を取っていたほど。けれどソルとのサバイバル生活もあってか、精神発育が遅れたままとなってしまい、識字や語学の発音などが苦手という面が露骨になってしまった。

カイそっくりの見た目で父親バリの文武両道さがかすりもしないせいもあって、公式も認めるほどのアホの子認定がファンのみならず、業界にも浸透してしまったのです。ただ本人はそうだと当然自覚しておらず、子供扱いされたりすると怒るものの大抵が説得力がなさすぎると感じるのは言うまでもない。

アホの子でも人気は高い

見た目がいいだけに精神面での幼さと性格から、いわゆる残念すぎるイケメンと言えなくもないですが、ソルとの生活でワイルドさもにじみ出るなど、また違った魅力が出ている。ソルにしても手のかかる預かり物という意識こそあれど、長い時間を過ごしたこともあってシン自身ももう一人の父親として彼のことを見ているので、信頼関係についてはカイ以上といえるはずだ。

今後の展開を考えても間違いなく本編で活躍するものの、既に人気は主人公2人に連なると見ていいでしょう。ちなみにSIGNの段階では見た目は20代中盤を思わせる背格好をしていますが、実際の年齢は6歳前後となっているので、ドンだけだと突っ込まれる要素満載だ。