物語の黒幕

素性が一切不明な‘あの方'

この物語にはソルやカイといった主人公がいる一方で忘れてはならない存在がいます。本来ならジャスティス、といきたいところですがそもそもソルがギアになってしまった経緯、さらにはかつて巻き起こった人類とギアの戦争である聖戦を引き起こした原因を創りだし、件のギアを生み出した張本人であり、作中きっての黒幕の存在だ。現在発売されているタイトルでも未だその素性は明らかにされておらず、作中ではその存在をあの方と呼称されているだけにとどまっている。

ソルは自身を人体実験にされたこと、さらにはあらゆる人々から憎しみの対象に晒されているなど、その身は以前誰にも分かっていないところもファンにしてみれば明らかになる日を待ち遠しく思っているはずだ。あれだ、高校生探偵が子供になって事件をスッパスッパ解決していく話の黒幕と同じ現象だ。

ただ何もかも分からないままというわけでもなく、過去の情報から分かっていることだけをとっても非常に優秀な科学者だったことが確認されている。

ソルとの関係

ソルが復讐の対象として、これまで150年という時間を過ごしているのもこのあの方を見つけるためだった。全ての原因であり始まったのは、150年以上前にソルがまだ人間として科学者だった頃までに遡ります。そもそも当時はまだフレデリックと名乗っていた彼がいた研究室こそ、黒幕がいた場所だったのです。当時はまだ怪しい動きこそしておらず、むしろ二人の関係は良好だった、何せ5時間もの間互いにディスカッションをするなど、研究者としてどちらも譲れない信念を持っていたが故に共通する何かを持っていると感じていたのかもしれません。

けれどあの方にとってフレデリックのことを毛ほどにも思っておらず、やがてフレデリックの意思に関係なくGEAR細胞を打ち込まれてしまった。初期段階で、しかも自立型ではない制御装置無しには意識を保つことの出来ないプロトタイプだったことも関係して、研究者から実験体に成り下がったフレデリックは辛うじて研究所を脱出、やがてソルという名の下に復讐を決意するのだった。

様々な悪事

聖戦を引き起こして世界を混迷へと導いた経緯から、おそらくプロジェクトに関わる職員全員をソル同様に実験体として扱い、全ての関係者が失踪という公的記録を利用して、自身はギアについての研究を続けていった。やがて作中における日本列島の総攻撃を行い、灰燼と化して人が住むなくなった土地にするなどの蛮行を犯すまでに至っている。

全てのギアを引き連れて人類に対して反逆を企てるものの、ソルを始めとした多くの者達に阻まれて聖戦こそ終結させられているが、今なお活動は続けられていると言われている。またそんな彼はソルの元パートナーでもあるアリアすら実験道具として扱った。彼女を素体として生み出されたのが、後に全てのギアを統括・支配する存在であるジャスティスになるのです。

人間でもなければ、ギアでもない

本来ならすでに息絶えているはずだが、本人は特殊な装置を利用して生き長らえているものの、人間でもなければギアでもないとされている。ただこうした肉体に負担をかけるような行いをしているせいで、脳神経に影響を与えるなどして記憶力に若干の負荷をもたらしていた。何かあった際には記憶のバックアップを取っているなど、既に自分自身すらモルモットにすることを厭わないマッドサイエンティストぶりには背筋が凍るようだ。

2にて初お披露目

そんなあの方が初めて公式に描かれたのは2からのこと、姿こそ詳細に描かれていませんがフードを目深く被って素顔を確認できないものの、側に護衛役を付かせてもいる。ただ本人も戦闘力については折り紙つきとなっているため、不用意に近づくことも出来ない。

何が目的で行動しているかと考えられていますが、ギアを生み出したこと、世界を翻弄し続けるその理由にはなんと全て世界を救うためだとさえ予測されているのだ。分かっていながら止まらないのは、今後人類を含めた世界全体において避けられない運命が待っていることを偶発的に知ってしまい、それを回避するためにギアなどを開発したと言われている。どこまでか本当かどうかはわからないものの、だからといってこれまで引き起こした事件の責任が追求されないとは言えない。

今後の展開次第では素性が明らかになる日も来るだろうが、もう少し先になると思われているため、まだまだその正体を知る日は遠そうだ。