ゲーム自体の評判について

結構戸惑う人は多い

革新的とも言える変化を導入して独自路線を切り開くことに成功したギルティギアシリーズですが、変化したからはいっそうですかといった簡単な話では済まされません。開発陣にすればこれからも広く、愛される作品にしたいという思い入れがあったからこそなのかもしれませんが、実際にプレイするのは他でもない消費者だ。そして大抵、こんなことを言ってしまうのはアレかもしれないが、良かれと思って変化させた新たなゲーム性が必ずしもユーザーたちに受け入れられるかと言われたらそうでもありません。特にゲームシステムを前作から大幅に変化させたというだけで、コアなユーザーたちにすれば衝撃を与えるほどだ。

ちなみに件のメーレーアクションについてですが、こちらは『melee』という単語から来ており、意味はプレイ画面通りの乱戦となっていて、更にここへ日本語の『命令』をもじって考えだされたほぼギルティギアならではの造語となっています。

大幅なシステム変更、というよりはそもそもの畑が全く別のところへと移動して、開墾したばかりの土地でえっちらおっちらと耕した新畑といった感じだ。だからこそか、格闘対戦ゲームを待ち望んでいたユーザーたちは、このようなシステムに対してどう反応したかは後ほど話すとして、まずはギルティギア2 Overtureという作品に対するユーザーからの評価を少しまとめて見てみよう。

ユーザーの評価として

良点

総合的な評価としては、ギルティギアというゲームに対して求めていたのはこういうものではない、と感じる人もいますが中にはこれは中々面白いと感じるだけの要素を創りだしたことでも有名だ。それこそ今作のために生まれたシステム、メーレーアクションが影響している。全体的に見ると、戦国無双シリーズのような縦横無尽にフィールドを駆け回って、敵をなぎ倒していくといったシステムだ。好きな人は好きな作品ですが、何処に魅力を感じるかは人によって異なってきます。

ではどういった部分が好評価となっているのかを見てみよう。

オリジナリティとゲームデザイン
ギルティギアという作品を革新させたこのシステムにより、全く新しいオンリーワンジャンルとして確立させたことでオリジナリティだけなら近日に発売されたゲームとは比べ物にならない完成度と評価されている。改善して欲しいところはあるものの、全体としてみれば完成度の高さは言うまでもないとまで語られている。
他のゲームでは味わうことの出来ないストラテジーアクションとなっている点が、好意的に受け入れられたファンが多く話す点だ。
対戦ツールの質
従来の格闘ゲームとは違い、ある種の目的を持って勝利となっていることもあるので、苦手な人にすればトコトン無理ゲーになってしまいますが、乗り越えられたら長く愛されるゲームだという評価も出ている。そうした人気を押し上げているのは、どのキャラを使っても工夫次第と相性の良し悪しを乗り越えられれば、勝つことが出来るという点だ。まさしく戦略こそがゲームの勝敗を握る鍵となるので、白熱したバトルが楽しめます。
サポートが充実している
初システムの導入とあって、開発陣からゲームによるパッチ配布を行い、不具合とゲームバランスの修正などといったものがどうしても必要になってきます。Overtureも例外ではなかったが、他の作品と比べてもそうした修正作業を1年半の間で10回も行いなど、積極的にゲームを支えている姿勢もまたユーザーから太鼓判を押されました。ユーザーに親身になっている分、開発側にしてももっと楽しんで欲しいという点がよく見えることから、多くの感心を集められた。

悪点

良いと評価される意見もありますが、当然その反対の意見が集まるのも宿命みたいなものだ。では今作ではどういった点が特にユーザーを困らせたのかは、次の通りになります。

バグの多さ
新たに導入されたゲームシステムとだけあってバグの多さが目立っていた。フリーズやデータ破損といったプレイそのものに影響を及ぼす深刻なものもあり、それもあって度々不具合などの修正を行っていました。全体的に解消された問題もあるものの、解決されないで放置されてしまった部分もあったりするなどの問題も起こっている。
オフラインでのプレイ時
ギルティギアシリーズは元々コンシューマーではなく、MMORPGのようなオンラインゲームを視野に入れたものとなっているため、オフラインでのゲームプレイに優れていない点が出てくる。目指すべき場所がオンラインだったのも関係してか、ここがどうしても馴染めないという人も多かったようだ。
チュートリアルが少ない
これも散々言われているのが、新登場したシステムを説明するチュートリアルが短すぎるという、説明そのものが欠けていると訴える人もいる。RTS要素を知らない人にすればそうしたゲーム性から知るところから必要になるが、ゲームはそのまま進行するため必然にプレイ時以外でも勉強が求められてしまっていた。

万人向けのゲーム、とはいえない

こうした点を全て理解し、さらにコツを掴むことが出来れば熱中すること間違いなしと言われているOvertureだが、総評するとあまりよろしくないようだ。せっかく面白い作品なのにと感じる手前、前作で登場したキャラクターが主人公格2人だけとなっているのも、ファンからすればがっかりだという声も上がっています。

決して悪い作品ではないが、総合的な評価となると厳しい意見が集まっているのが否めない作品性だ。そうした影響もあってか、後に発売されるシリーズは全て原点回帰といったように格闘対戦ゲームとして復帰することになる。