ギルティギア正当続編

往年の人気格闘ゲーム作品の一角

先日初代シリーズが発売されてから既に30年近い時間が経っている超有名格闘ゲーム作品、ストリートファイターシリーズの最新作『ストリートファイターⅤ』が発売されました。往年のファンは勿論、この作品をきっかけとして新たに取り込まれた人もいると思います。それだけ有名な作品なわけですが、色々な企画やコスプレといった方向にまで昇華されているので、ゲーム業界はある種燃えている状態だ。ここまで長くシリーズが愛され続けているのも、一重に独自の世界観に加えて、作中で活躍するキャラクターたちにそうした魅力が含まれているからと言い切っていいでしょう。

格闘ゲームについては個人的にあまり得意ではないものの、主要キャラクターと悪の組織といった立場といった明確な関係だけなら知っている人は多いはずだ。そうした格闘ゲームの中でも、とりわけ人気を博しているストリートファイターですが、これ以外にも長年定番となっている人気格闘ゲームは多数存在しています。今回はその中でもギルティギアシリーズをピックアップしてみようと思います。実際、ゲームセンターでこちらの作品をプレイしてみたことがある、といった人も多いはずだ。

どちらもゲームセンターではよく見かけるタイトルになっていますが、こちらの両タイトルのゲームはそれぞれ誕生した経緯が微妙に異なっています。

アーケードorコンシューマー

格闘ゲームといえば出自を考えると、大抵の人が真っ先に思いつくのはゲームセンターで運営されているアーケードゲームを連想するはずだ。それに関しては間違っているとはいいません、アーケードでの人気が沸騰した作品はその後家庭用ゲーム機ように開発されて、長く続くシリーズ作品となる可能性も出てきます。人気ありきで決まるわけだが、ストリートファイターとギルティギアの両作品の歴史は似ていてジャンルもほぼ同一と言っていいかもしれませんが、歴史的な意味で誕生した経緯を語るなら大きく違っていた。

前者、ストリートファイターが初めて世にお目見えしたのは1987年にてアーケードゲームとしてリリースされ、後者は1998年にPlayStationソフトとしてリリースされているのです。そう、アーケードから人気が沸騰して現在まで愛されるストリートファイターと違い、ギルティギアシリーズは初期作がPlayStationのコンシューマーゲームとして発売されてからゲームセンターでのアーケードゲームにも参入が決定した。

よくある格闘ゲームタイトルと比べたら随分と誕生の経緯が異なっているように思うかもしれませんが、別段驚くようなことでもないでしょう。ただ現在までに多くの格闘ゲームが企画されては、そうした莫大な数の格闘ゲームが発売されて、今でもシリーズが発売されている時点で凄いことだと実感しなくてはいけない。ストリートファイターがそれだけ化け物的人気作品であるのに対して、ギルティギアにはどんな魅力が隠されているのでしょう。

ギルティギアシリーズの魅力

続編から読み解く

そんなギルティギアも数多くのシリーズ作品が発売されているわけだが、多くある作品の中でまず最初にギルティギア2 Overtureという2007年に発売されたタイトルを先に見てみよう。

長く発売されているゲーム作品ないし漫画などが広く愛され続けているのは大変良いことだが、1つ問題を挙げるとするなら共通することがあった。それは長く続けすぎたせいで、一体シリーズとしていつ終りを迎えるのか、その点が全く先行きが不透明なものが多いという点でしょう。中には原案を考えた人間が無くなってしまい、最悪続編を書くことが出来無くなってしまった、なんてことにもなりかねないからだ。実際、小説などの作品では人気がありながらも原作者が故人となってしまったが故、続きが永久に見れなくなってしまったというケースもあるので正直洒落になりません。ファンにすれば堪ったものではないだろう。

ギルティギアに関しても、2016年現在まで数多くの作品が発売されているが、ストーリーとしてはいまだ完結しておらず、しかも黒幕がいまだ明かされていない。今更誰が突っ込むわけでもないのは、結末を求めたところで藪から棒にすぎないだろう。ただそうした流れを理解しているからこそ、格闘ゲームの正当な続編として歴史を継承している作品が発売されるものなら、話題を集めるのは必然だ。このOvertureは、そうしたファンが待ち焦がれた待望の作品となっているのです。

前作の流れを継承しているだけあって、発売を楽しみにしていた人も多いもののこの作品からギルティギアシリーズは、ある種格闘ゲームとしてのあり方を独自路線へと進行させる展開を見せるのだ。

独自のシステムについて

ギルティギア2 Overtureは後のシリーズへと変革をもたらす作品であり、格闘対戦ゲームとして今まで築き上げてきたジャンルから逸脱して独自のシステムとなった革新的な作品となっている。こちらの作品をきっかけとしてギルティギアシリーズは他の格闘ゲームとは違った画一されたものとなり、強豪ひしめくストリートファイター・鉄拳といったシリーズとはまた違った方向性を導き出すことに成功した。だからこそ今日まで最新作が発売される人気作としてある意味不動の地位を作り出すことに成功したと言っていいでしょう。

そんな当作品醍醐味、一番注目したいシステムとして挙げるべきは『メーレーアクション』だ。あくまでギルティギアシリーズに限定されたシステムですが、具体的な例として分かりやすいシステムとしてあげられるのは、オンランゲームでよく見られる『リアルタイムストラテジー(RTS)』とよく似ている。開発者がRTSシステムに感銘を受けて、こんなに面白いものがあるんだと広く知ってもらいながらも、シリーズならではにアレンジしたシステムだ。

そのため従来の格闘ゲームとは大分違ったゲーム性と目的になっているので、誰もが最初は戸惑いを覚えたといっていいシステムになっています。

ゲームの目的は
対戦格闘ゲームとして発売されてきた同シリーズでしたが、このOvertureでジャンルが『対戦アクションゲーム』へと変化した。今作ではそれぞれのプレイヤー本拠地にいる『マスターゴースト』というものが存在し、これを破壊された方が負けとなります。それぞれがこのマスターゴーストを目的にマップを攻略していくことになりますが、この道中でプレイアブルキャラのHPが0になっても負けとなる。
マップは入り組み、各地にゴーストと呼ばれるものが拠点に点在していますが、これらは攻略に欠かすことの出来ない存在であり、そしてここで重要になってくる存在がもう一つ出てくる。
サーヴァントの存在
このゲームで非常に重要なポジションについているのが、マスターが従えることの出来る『サーヴァント』が勝利の鍵を握っている。各マスターはサーヴァントを6体以上8体以下所持することが出来、それぞれが独自の性能と特殊能力を有しているが基本的にマスターの特徴が反映されているので、その点も考慮してマスターキャラを誰にするかも重要だ。
これらのゲーム性から分かるように、混戦極まる乱れ戦いが繰り広げられるという全く新しいゲーム性を生み出すことに成功する。ギルティギアならではの路線変更といえ、数少ないジャンル転換による成功例ともいえるでしょう。

斬新なゲーム性

一度参入したゲームジャンルから離れて、新しく革命を起こすというのはなんだかんだで博打なのは言うまでもありません。ですがギルティギアを長く愛される作品に仕上げるため、製作陣が苦悩して編み出した作戦としては十分効果をもたらしたのではないか、そう感じられるはずだ。結果、ストリートファイターなどの往年格闘ゲームとは違った、また一味もクセのあるゲームとして成功したところを見ると、挑戦は間違いではなかったと言えるでしょう。